HSPについて調べてみた
最近よく耳にするようになった「HSP」という言葉ですが、聞いたことがある方もいると思います。
私もある日、テレビ番組を通して知りました。
より良い人生を生きていけるよう、調べてみたので、宜しければ参考にしてみてください。
HSPとは
HSP(エイチ・エス・ピー)とはHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略です。
生まれつき繊細で感受性が高い人達のことを言い、全人口の約20%(5人に1人の割合)でHSPが存在すると言われています。
HSPの特性
HSPの特性は「DOES(ダス)」と呼ばれる4つの特性があります。
・「Depth of processing」
情報について深く考えて慎重に行動する(一を聞いて、十のことを想像する)
・「Overstimulation」
刺激に対して敏感で気疲れしやすい(人混みや大きな音が苦手)
・「Emotional reactivity and Empathy」
共感力が高く相手に感情移入しやすい
(人のちょっとした仕草に敏感で、機嫌がわかる・芸術作品に感動して泣く)
・「Sensitivity to Subtleties」
光や音、においなど五感が鋭敏に反応する
(強い光や日光のまぶしさなどが苦手、カフェインや添加物に敏感)
HSP4つの型
- HSP(内向型HSP)刺激に敏感で内向的な性格。HSPの約70%を占める。
- HSE(外向型HSP)刺激に敏感で内向的。人との交流を好むが、刺激は苦手。HSPの30%を占める。
- HSS型HSP(刺激追求型HSP)刺激を求めるが外交的ではない。ただし繊細で敏感な面は変わらない。HSPの約6%を占める。
- HSS型HSE(刺激追求・外向型HSP)外交的で刺激を求める。HSPの中でも最もアクティブな性質。HSEの多くがHSS型と言われている。
性格
- 深く情報を処理する
- 過剰な刺激を受けやすい
- 共感しやすい
- 心の境界線が薄い・もろい
- 疲れやすい
- 自己否定が強い
長所
- 共感力が高く、人の気持ちがわかる
- 思いやりがあり、気配りができる
- 「人を助けたい」「役に立ちたい」という感情が強い
- 細かいところに気付く
- こつこつ努力する
- 記憶力がいい
- 感受性や想像力が豊かでクリエイティブ
- 共感力が高く、人に配慮ができる
- 心配性(先のリスクを想像し、対策を考える)
- 空気を読む力、察する能力が高い
- 丁寧に仕事をする
- 誰とでも平等に接することが出来る
短所
- マイナス思考
- 人の言動を過剰に気にする
- 失敗を恐れて優柔不断になる
- 些細なことで傷つく
- 過去の失敗が忘れられない
- 音、光、温度など、環境の変化に敏感すぎる
- マルチタスクは苦手
- 完璧主義
- 割りきって仕事をすることができない
- 丁寧なあまり、時間がかかりすぎる
向いている職業
①人の心や体の悩みを癒す仕事
- 整体師
- マッサージ師
- 鍼灸師
- 介護福祉士
- エステティシャン
- セラピスト
- カウンセラー
- コーチング
②植物や動物に触れる仕事
- 花屋の店員
- 植物園の職員
- トリマー
- ペットシッター
- ペットトレーナー
- 動物園・水族館の飼育員
③正確さが求められるITエンジニア
- システムエンジニア
- インフラエンジニア
- プログラマー
- ソフトウェア開発
- システムアナリスト
④静かな環境で仕事ができるWEB系職種
- WEBライター
- WEBデザイナー
- WEBマーケター
- データ入力
⑤感性を活かせるクリエイティブ系
- デザイナー
- イラストレーター
- 画家
- ハンドメイド作家
- カメラマン
- ミュージシャン
⑥人との関わりが少ない仕事
- 家事代行
- 倉庫作業
- 新聞配達
- 清掃員
- 図書館司書
- 学芸員
向いていない職業
- ノルマや売上目標を課せられる仕事
- 複数の業務を同時進行するようなマルチタスク
- 人と接する機会が多い職場や仕事
- 休みが取りづらい職場環境
- スピード感を求められるような仕事
- 競争の厳しい仕事
- 人を采配する仕事
- 体育会系の社風
対処法
自分なりにどうしたらより良い人生を送れるのか考えてみました。
・自分を責めない
自分のことを責めないのはとても難しいですが、失敗したことも成功につなげられるくらいポジティブなモティベーションで生きていきたいです。
・日記に自分の気持ちを書き出してみる
日記に誰にも言えなかったことを書いてみると、頭の中が整理できるのでたまに書いています。
・働きやすい環境になるようにしていく
自分が辛い環境のまま生きていくのは無理だと限界を感じた瞬間がありました。
自分の人生は人に何と言われようとも自分のものだと思うので、自分が後悔しないように切り開いていける人でありたいです。
・ストレス解消をする
趣味を持って休日や空き時間にストレス解消の時間を持つことはとても大切だと思います。
最後に
HSPの方の適職が現実離れしていることが多く、どのような仕事が合うのか見つけるまでが大変ですよね。
自分が生きていくうえで、より良く生きていける方法の参考になればいいなと思っています。
失敗しても、前向きにいい経験だったと考えるようにして、落ち込まないようにしたいですね。